USBシリアル変換チップ達を調べた

前回の記事でUSBシリアル変換用のケーブルをアマゾンで何本か見る中で、そこで使われている半導体に注目してみた。

kent-tech.hatenadiary.com

この手の変換ケーブルでは何処製のチップが使われているかが明暗を分けるというコメントがあり、なかなか興味深い。使われているチップと、それを使った商品、そして簡単だが自分の偏見も交えてコメントを書いてみたい。

 

FT232RL 
SODIAL(R)FT232RLモジュール5V 3.3V FTDI USB TTL変換アダプタレッド
 

 メーカーはFTDI。定番にして、シェアナンバーワン。ブランド力があるので価格も高くなりがちなんだろうと思っていたら、上記リンク先の商品のように基板剥き出しのものはそれほど高くなかった。ケーブルがきちんとついているかどうかが200円レベルと1000円超の分かれ目っぽい。僕のようにラズパイにつけるくらいなら生基板に生ジャンパワイヤーでもいいけど、仕事としてやってる人からすれば、ケーブル必要だし、ケーブルつける手間を考えると1000円くらいの方を選ぶよなーと納得した。

 

PL2303HX

 Prolifics製。初めて名を聞くメーカーだが、ここがどうやら、No.2っぽい。ただ弱小メーカー故なのか、Windows8以降が非対応。Windows10でも使ってる人はおり、使えないことは無いが、公式サポートはされていない。

CP2102

 シリコンラボ製。筆者が買った奴。中堅のメーカーなので、ホームページはしっかりしてるし、Windows10にも対応してるし、無難なんじゃないか?って思ってる。

 

CH340

 中国メーカー製。名前はよく分からない。クリスタルが外付けなので、モジュールが他とは違ってちょっとかっこいい。レビューはみんなおっかなびっくりで買っているが、意外に高評価。Windows10にも対応しているらしい。中国強し。ラズパイではなく、arduinoで使ってる人が多い印象。理由は分からん。

まだまだ探せば他にもあるが、一個数百円なので、網羅的に試験していってみるのも面白いかも知れない。