Gemini Lake登場

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Applo Lakeが出てそんなに時間が経ってない印象だったのですが、もう次世代のGemini Lakeが出てきました。プロセスは14nmで変更なし。マイクロアーキテクチャがGoldmontからGoldmont Plusに変更。大きな変更ではなさそう。キャッシュが2倍になったくらい?

それよりも驚きなのは、WiFi内蔵という点。ローエンドPCであっても無線が当たり前になっていることを考えれば、当然の流れなのだが、今の時点でプロセッサとRFを混載した点はさすがはインテルの技術力。

疑問は通常のRFモジュールに入っている、パワー・アンプやフィルタは入っているのかどうか?という点。

これらがGemini Lakeに内蔵されているとすれば驚異的だ。マザーボードベンダーは基板上で配線を引き出してアンテナに繋ぐだけで、無線ができる。従来のモジュールであれば信号を繋いだり、電源供給の部品を置いたりしなければならなかったので、コストも面積も大きく取られたが、それらがなくなるのであれば、めちゃくちゃ安くなる。部材だけでも2000円くらいは安くなる。

一方でアンプやフィルタが内蔵されていないとすれば、逆に付加価値は無いに等しいくらいになる。理由はこれらの部品を基板上で接続するには高周波の設計技術が必須だから。以前まで、RFモジュールを買って乗せるだけだったPCのマザーボードベンダーにこれを要求するのはとてもハードルが高い。

チャレンジングなマザーボードベンダーはインテルのリファレンスボードを睨みながらやるんでしょうが、スケジュール通りに商品を発売することができるのかどうか。コンサバなところはGemini Lakeの無線は使わず、従来通り外付けの無線モジュールを使うかも知れません。

ということで、目玉の内蔵の無線機能、もうすこし情報が欲しいところですね。