ケチ活: ライトニングケーブル
ライトニングケーブルは買っても買ってもいつの間にか足りなくなる。
本来、一つのアダプタに一本のケーブル、のはずがケーブルだけ消えていく。
どこに消えたのかは謎だけど、ライトニングケーブルはかなりの頻度で買わざるを得ない。
しかし、コストが馬鹿にならない。
どんなに安くても一本千円はする。
標準価格は1500円くらいだろうか。
この記事ではライトニングケーブルを安く調達する方法について書いておく。
行くのは、100円ショップダイソーである。
ここで充電専用のライトニングケーブルが100円で売ってる。
ただし、これは50cmしかない。
50cmでは充電しながらスマホを触ることができず不便だ。
そこで、同じく100円のUSB延長ケーブルを買う。
私の近所のダイソーでは、70cmのリール付のケーブルが売ってた。
ダイソーのウェブサイトを見ると、2.5mのものがリールなしであるらしいので、そっちがあるならそちらでも良い。
このようにすれば200円のコストで1500円相当のライトニングケーブルが実現できる。
注意点はパソコンとのデータ通信はできないことだ。
ただし、今は無線でなんでもできる。
有線でのデータ通信などという使い方はiPhoneの一生のうち一度もないので、心配いらないと思う。
ちなみにAmazonやメルカリで1000円で3本とかでライトニングケーブルのパチモンが売ってる。
ただし、いきなり3本はいらないし、送料が馬鹿にならないので、ダイソーで済ますのが多くの人にとってはリーズナブルだと思う。
激安PCレビュー/NiPoGi NAK1-12-128
先週、激安中華PCを購入してから、Amazonから格安のPCのお勧めメールがよく来るようになった。せっかくなのでスペックを眺めつつ、レビューしたい。
ミニpc 12GB DDR3 128GB SSD Windows 10 Pro搭載 mini pc Pentium J4205 2.6GHz ミニパソ... https://www.amazon.co.jp/dp/B09J4C9WS1/ref=cm_sw_r_tw_dp_Y18G43ERES0ZJQ1X11NN
総論
価格は28,500円と激安PCとしてはちょっと高め。しかし似たようなコンセプトのPCはほとんどCeleronに対し、レアなPentiumを使ってる点は評価しても良いかと。
ただし、使用パーツは全体的に5年くらい古い世代なのがちょっと微妙。Celeronでも、最新パーツのPCが安くで買えるなら、そっちにした方が良いかなと思う。
CPU
CPUはPentiumのJ4205。この価格帯でPentiumが使われているのは大変珍しい。J4205を使ってるPC自体、検索しても出てこない。
が、Appolo Lakeという2016年ローンチの古い世代のもの。同じJシリーズだとJ6246というのが2021年にローンチされてて、全体的に性能向上している(つまり世代交代済み)。在庫を処分したくて、作ったPCなのかなーと推測。
また、Amazonのページに、2.6GHzとあるのはバースト周波数で、ベース周波数は1.5GHzと少し遅い。クロック周波数はあんまり重視すべきではないけど、少し印象は悪い。
DRAM
12GBと容量は結構な大容量。
世代はDDR3(おそらくDDR3Lの誤記)と、現在主流のLPDDR4/DDR4から一つ古い世代。バス速度は当然遅い。
SSD
128GBとミニPCとしては一般的なサイズ。価格差4000円で256GBへアップグレード可。私なら128GBで十分。
フォームファクタはmSATAとちょっと古い。M.2に比べるとアクセススピードも遅いだろう。
インターフェース
USB2が2ポート, USB3が2ポートの計4ポート。すべてType-A。1ポートくらいはType-Cが欲しいところ。
HDMIが2ポートとデュアルディスプレイ対応は良いが、どっちか一方はRGBの方が良かったかな。
その他、MicroSD、マイク、LANがついてる。個人的にはいらない。
無線
WiFiは11a/b/g/nで、11acに対応してないので、無線速度は制約がありそう。
BTは4.2。BT5ではないんだという驚きはあるが、BGMを聞くくらいなので特に不満はないかな。
新PC、買った
経緯
2017/11/5 LIVA-Zを購入してから、4年3か月使い続けた。
用途がネットサーフィンやオフィスが主ということで、Intelのガイドライン(?)通り、Celeron PCをということで選んだマシン。
途中でSSDを増設するなどあったが、スペック面では不満なし、と思い使い込んでいた。
何年目だったか忘れたが電源が入らなくなる問題に直面した。
ノーバックアップなので少し焦った。
が、電源ケーブルを一回抜いて、差し込みなおすと復活した。
以降、電源を落とすたびに電源ケーブルの抜き差しを行わなくてはいけない体になった。
面倒なので、以後、Windowsはスリープモードで落とし、シャットダウンは滅多にしなくなった。
これも面倒だったが、まあ許容できたので使い続けた。
そして、最近。
ついにネットサーフィンすら遅いな…と感じ始めた。
通信速度ではなく、タブを切り替えるのが遅いのがストレスだった。
そろそろ5年くらいだし、買い替えるか、と思った。
まずはCPU
まずはミニPCの情報収集。
今使ってるマシンが引っかかったのにビビる。
まだ在庫あるのか、これ。
新PCはこれよりも性能は上げたいよね、ということで旧機CPUを調べてみると、Celeron N3350。
Appolo Lakeという2016 Q3に開発されたSoCである。
自分がPCを買ったのは2017/11だったので、丁度1年後くらいに最新のCPUとして買ったのだった。
次にMini PCで価格の安いものを追いかけてみると、Celeron J4125が激安PCでは主流になっているように見えた。
Celeron Nシリーズはモバイル向け、Jシリーズはデスクトップ向けという区分けであるが、私が狙っている激安ミニPCは中途半端故にどちらのCPUも使われているので、このシリーズ変更は特に問題にはならない。
J4125はGemini Lake Refresh世代といって、Appolo Lakeの2世代後のアーキテクチャ。
2019 Q4にローンチされており、今から3年前と考えると、ちょっと古い。
が、Jシリーズのその後を見てみると2021 Q1に2品番出ているが、クロックもキャッシュもスペックダウンしており、実質的にJ4125が現状のトップラインとなっていた。
Nシリーズも2019 Q4⇒2021 Q1まで開発がなかったので、IntelはCeleron SoCにやる気を失ってるのかも知れない。
Gシリーズというハイグレード(電力も5倍くらい多い)なラインナップの開発数が多かったので、そっちに注力してるのかなぁ。
私がMiniPCでIntelを使うのは今回が最後かなぁと思った。
N3350の進化版と言えるCPUにどういうラインナップがあるか、及びAmazonでCPU名で検索して、どのようなPCで使われたのかをざっと調べた。
ノートを買うならN4020も候補となり得るが、私の場合はデスクトップのディスプレイを使いまわすので、J4125が良い。
世代 | 発売 | コア | クロック | キャッシュ | 電力 | メモ | |
N6211 | Elkhart | 2021.Q1 | 2 | 1.2GHz | 1.5MB | 6.5W | |
N6210 | Elkhart | 2021.Q1 | 2 | 1.2GHz | 1.5MB | 6.5W | |
N5105 | Jasper | 2021.Q1 | 4 | 2GHz | 4MB | 10W | |
N5100 | Jasper | 2021.Q1 | 4 | 1.1GHz | 4MB | 6W | 3万円台の廉価ノートに多数採用 |
N4505 | Jasper | 2021.Q1 | 2 | 2GHz | 4MB | 10W | |
N4500 | Jasper | 2021.Q1 | 2 | 1.1GHz | 4MB | 6W | |
N4120 | GeminiR | 2019.Q3 | 4 | 1.1GHz | 4MB | 6W | |
N4020 | GeminiR | 2019.Q3 | 2 | 1.1GHz | 4MB | 6W | 2万円台の激安ノートに多数採用 |
J6413 | Elkhart | 2021.Q1 | 4 | 2GHz | 1.5MB | 10W | |
J6412 | Elkhart | 2021.Q1 | 4 | 1.8GHz | 1.5MB | 10W | |
J4125 | GeminiR | 2019.Q3 | 4 | 2GHz | 4MB | 10W | 2万円台のMiniPCに多数採用 |
J4025 | GeminiR | 2019.Q3 | 2 | 2GHz | 4MB | 10W | |
N3350 | Appolo | 2016.Q3 | 2 | 1.1GHz | 2MB | 6W | 参考(現在使用中) |
以上のようにCPUについては最新の動向を調査⇒どれだけPCに採用されているか、に注目するのが良い。
採用数が多いほど、価格競争が起き、コスパの良いPCに行き着く。
また、採用数が多いほど、工場も安定しているので、不良品も少ない。
性能ベースで見ると、J4025の方が安そうなもんだけど、J4025を採用しているPC自体が非常に少ない為、価格競争が起きず、J4125が圧倒的にコスパが良いのだ。
PC選び
CPUが決まったところで次にPCである。
ここで重要なのは、3点、SSDとインターフェース、OS、無線である。
SSDについて
足りないと、ディスク整理やら増設やらが必要で、非常に面倒。
ただ、これはPCを乗り換えたところで使う容量が激増するわけはないので、自分の必要容量というのはすぐに分かる。
私の場合、今、64GBで余らせている状態なので64GBあれば十分。
激戦区のミニPCを調べると、128GBがデフォルトなので、ここに関しては制約条件にはならなかった。
ちなみに以前のPCではデフォルトで32GBしかなく、案の定足りなくなって増設する羽目になった。
ミニPCのディスクは一般PCに比べてかなり少ない方なので、初めてのミニPCでは一番ハマりやすいポイントだろう、と思う。
インターフェース
これも最低限必要なポートは簡単に分かるだろう。
私の場合、マウス・キーボード・ヘッドセットにUSB2を3個使用し、さらにディスプレイが2台繋げられれば良い。
ディスプレイの口はVGAであるが、1000円程度のアダプタでHDMIにもDPにもなるので、ディスプレイの規格はどうでもよい。
ミニPCはインターフェース数をとにかく絞られるので、インターフェースはしっかり見ておく必要がある。
今の時代、マウス・キーボードをUSB2 1ポートで、というパソコンや、BTあるんだから、ポートはいらんやろ、っていうPCも多い。
実際、この過程で、安いけど購入候補から外れたPCもあった。
OS
多くの場合Windowsがプリインストールされてるが、稀にインストール無し版が1000円引きとかで売ってる。
Windows単品で買うと1万円くらいするので、WindowsユーザーはプリインストールされたPCを選ばないとかなり損である。
無線
2.4GHzのみだと繋がりにくい等の問題があるので、2.4GHz/5GHz両対応はマスト。(規格で言うところの、11a/b/g/nがマストであろう。)
私の場合、元の機種が11acまで対応していたので、ここもカバーしておきたい。
RAMは…?
さて、ここでRAM容量はどうなの?考える必要は無いの?と思われるかも知れない。
非常に大事だとは思うが、私の場合はRAMはas isで使う、選べるなら最小構成、である。
というのは、使う前にRAMがいくら必要になるのかなんて分からないのだ。
使ってみないと分からない。
前の機種でもっさりしていたから多めに…とはなりがちであるが、CPUの世代が変わったらRAM必要容量は増えているはずで、どのくらいが最適か?は分からないのだ。
足りない場合を考えてメモリが増設できるタイプがあれば便利だけど、選択肢が非常に狭まるのでお勧めしない。
ひとつ、言えることがあるとすれば、競合品と比べて少ないのは避けた方がいい。
CPUとOSと使い方がメモリの最適容量を決める要素だろうと思うが、PCメーカーも最低限必要(クレームが来ない)な容量を狙って作ってきているので、それが他社よりも少なすぎるというのはトラブルのもととなる可能性がある。
選んだ結果
CHUWIのHeroBoxを選択しました。価格はタイムセールで20,700\でした。
初めて聞く会社だけど、IntelのSoCを使った最安値級のミニPCやノートPCをたくさん出しているらしい。
ミニPCに対しては~Box、ノートに対しては~Noteとなっている。
HeroBoxの他にも、同じCHUWIでLarkBox、NiPoGiのNGK3V-8-256といったPCが同価格帯であった。以下、何故Hero Boxにしたのかを競合品との比較の中で語りたい。
CHUWI LarkBox
17,700\(22,700\-クーポン5,000\)とHeroBoxよりも安いが、インターフェースがUSBが2本、HDMIが1本とめちゃくちゃ少ない(TypeCは充電で使うので外部IFで使えない)。
NiPoGi NGK3V-8-256
23,375\とHeroBoxより高いし、ファンがついててうるさそう。さらにWiFiも11acに対応していない。HeroBoxに対し、魅力的なのは3画面出力くらい。
Mele Quieter2
24,225\とHeroBoxより高い。他は同等でデザインがこっちの方がスタイリッシュなので、少し悩んだが4000円の差は大きいと思った。
【今週の関心記事】2018/10/13
おお、私が今使っているLIVA Zの後継機が出た!
大きな変更は追加ドライブがM.2から2.5インチに変わったこと。
この理由としてはLIVA Zで使われていたM.2はフォームファクタが
2242という超小型タイプでして、
あまり市場で流通しなかったことが原因と思います。
M.2の定番は2280ですが約二倍くらい大きい。
2280と2.5インチを検討してみてサイズ感が大きく変わらないのが
後者だったのかなと推測されます。
まあ結局サイズとしては、一回りでかくなってるんですが。
LIVA Z 215x215x58mm
LIVA Z2 255x220x75mm
他はディスプレイ出力からmDPが無くなりました。
HDMIを2基搭載することでマルチディスプレイ環境は継続サポートされています。
これは規格競争でDPが負け始めている為、主流のHDMIに絞った為と思います。
なかなかインターフェースの世の中の流れが定点観測的に分かって、面白いですね。
【今週の関心記事】2018/9/30
スピルという機能がExcelに追加された。
なんか難しいと感じる割に、得られるものがちょっとすぐには思いつかない。
いざ使う場面になったら、便利なんだろうか?
DMM.comがニュースリリースでASIC開発したという事例はあったけど、
世の中的には類字のことをやってる会社がたくさんあるんだな。
詐欺してでも勝ちたいという気概は重要。
何故ならその市場でトップを狙ってるということだから。
後発には手段を選ぶ余裕なんて無いんです。
これで返品とか損害賠償が起きればまた話は違うのだが、
傷つくのはブランドイメージだけ。
守るブランドイメージが無ければそりゃあやるでしょ。
という風に思うのは、僕がベンチマークで話題になるような
ハイエンド機を使わないからです。
ユーザーからしたら、がっかりでしょうね。
おお、これは欲しい。
テレビ番組をスマホで見れるなんて。
僕はコンテンツの質はネットよりテレビのほうが面白い、と思ってる。
見る行為はネットのほうが楽だけど、中身は制作に金かけてる分テレビのほうが断然いい。
そこへ来てスマホでテレビを好きな時に見れる、
というソリューションはテレビユーザーにはありがたい話だ。
【今週の関心記事】2018/9/8
僕自身がiPhoneをやめてファーウェイに乗り換えた口なので、安くて良いものを作ると感じます。
最初はローエンドの中華スマホの代表格でしたが、すっかり規模が大きくなり、APUも自前するレベルにまで到達。
さらには世界初の先端技術の開発も出来るようになってしまったか。
日本メーカーは完全に負けた。
けど僕は廃墟の中からこそ良いモノは生まれてくると思ってますよ。
これも同じくファーウェイ関連。
オランダでは締め出しを食らっているそうだ。
日本もセキュリティ意識は高めるべきなんじゃなかろうか。
安心して使えないものは販売停止にすべき。
この手の「中国製、危ないんじゃない?」的な話は、中国や韓国に変な気を使って表沙汰にされないような、そんな空気を日本では感じる。
僕は完全に別意見。
もっと人材は流動化すべきだと思う。
自分が最も力を発揮できる場所を探しましょう。
また、組織としても人材の入れ替わりのない組織は、空気が淀んでしまいます。
大きな会社なら人事異動という形が良いのだが、そう都合よく人事は仕事してくれませんからね。
【今週の関心記事】2018/9/1
GFが7nmの先端プロセスから脱落。
半導体ロジックのファウンダリは、TSMCとSamsungの2社に絞られた。
あ、一応やる気あるか微妙だが、intelもか。
GF は設立した当初から他社に勝てるところの少ないところだった。
当初のまま差別化することもなく負けていった印象。
14nmと12nmで勝負していくということだが、差別化が微細化しかない領域だったので、どういう戦い方が出来るのか疑問。
トランプの保守政策の後押しで有利な立場にはあるのに肝心の技術が追いついてない。
ルネサスがまたアメリカの半導体会社を買収。
IDTというあんまり有名でもない会社。
特許で稀に名前を見たことがある程度。
額が6000億円というから驚き。
IDTの2017の売り上げは800億円弱、営業利益は200億円弱。
2016からの売り上げからは微減。
営業利益率は高いが、6000億の価値はあるのかな。
主力は高速デジタルインターフェース関連製品。
SerdesもDRAMもさらに光通信まで、手広くやっており、製品のラインナップを見る限り、先端までキャッチアップされており、培ってきたものはかなりのレベル。
ルネサスに使いこなせるのか?